発想の転換で既成概念を打ち破った、フォトジェニックな演出
東京モーターショーの出展企業ブース運営に携わらせていただきました。
ブースデザインは非常に先進的かつスタイリッシュ。
クロムカラーに統一された訴求車両の展示は、来場者に近未来を印象付けていました。
特に目を引いたのはブース内を縦横無尽に走るカラフルなLED照明でした。
展示車両を染め上げながら、時間によってブースの世界観に変化をつけていく演出は圧巻でした。
そんな素晴らしい空間で運営業務をお手伝いさせていただいた初日に、
ご担当者様から「ラインナップに対して何か良い案はありませんか?」とご相談を受けました。
皆さん、「ラインナップ」という言葉ご存じでしょうか?
展示会で使用する際の「ラインナップ」とは、各開催日終了間際にご来場いただいたお客様に対して、アテンダントスタッフが一列に並び立礼を行うことを指します。
この「ラインナップ」は、もはや展示会では定番の光景でもあります。
しかし、ご担当者様は他ブースとは違うアイデアを欲していらっしゃいました。
そこでご提案したのが、
「ブースを撮影スタジオに見立て、ラインナップにポーズを付ける」
というアイデアです。
前述もした通りブースデザインは申し分のないスタイリッシュ空間でした。
そこにアイドルを模したような立ち方・陣形でアテンダントスタッフを配置しました。
ブース外からアテンダントスタッフの写真を撮った際に、まるで宣材写真のような画が撮影できる、
ある種のフォトスポットのような演出が出来ると思ったからです。
ご担当者様は非常に喜ばれ、前のめりにご提案を受け入れてくれました。
ご来場に対する感謝を示すための「立礼」から、お帰りになる最後までお客様を楽しませようとする
エンターテイメント性を重視した「ラインナップ」へ発想を転換。
ブースの世界観とマッチした画作りがフォトジェニックだと話題を呼び、SNS上でも賑わっておりました。
一般的な手法と違っても、お客様が望むなら私たちはどこまでも応えたい!
信頼関係は心が通じ合った瞬間に生まれるものです。
皆様とのご縁もそんな信頼関係を育めるよう邁進していきます!