効果ではなくその意味が大切! 年に一度の設立記念日イベントで感動を生んだ演出の力

今回は、ある楽器・オーディオメーカー様の設立記念日イベントについてご紹介いたします。
自社ホール会場を利用したイベント会場にはMC(司会者)と役員、登壇者の方のみリアル会場にお集まりいただき、社員の皆さんはオンラインで参加という、ハイブリッド形式で行われました。主な内容はプレゼンテーション大会と優秀プレゼンターの授賞式、社員同士のトークセッションで、弊社はイベントの演出、進行台本の制作、音響や映像などのコーディネート、そして当日の進行管理を担当させていただきました。
今回、お客様が打ち出されたイベントコンセプトは「私たちの今、私たちのこれから」です。
このイベントの担当者様は、「コロナ禍でリモートワークが進み、これまで当たり前に行っていた社員間での交流が出来ておらず、会社や仲間に対しての意識が薄れている。再度、自分たちの価値を見直し、社員が一丸となって突き進んでいきたい」という想いがあり、このコンセプトを打ち出されました。
そこで我々は「ブランドの再認識」と「一体感の醸成」が重要だと考えました。創業以来の会社の想い・会社らしさをハイブリットイベントだからこそできる「五感を使った演出」で表現し、会社の価値を再認識していただく。そしてその会社の素晴らしい価値を世界に広めていくという使命感のもとに、社員全員が一致団結していく。
それを感じていただけるよう、演出プランを企画いたしました。
まず「ブランドの再認識」については、トークセッション時に旗艦店の一角をイメージした3DCGを背景に取り込みました。旗艦店は会社の理念や想いを凝縮した、社員の皆さんにとって唯一無二の聖地として認識されていました。リモートワークや、遠方勤務のために旗艦店を直接訪問できない社員の皆様にも、ヴァーチャルで想いを馳せていただき、ブランドを再認識して頂くことができました。
「一体感の醸成」については、エンディング部分に演出を取り入れました。
同企業様は楽器メーカーだけに、楽器を演奏できる社員の方が沢山いらっしゃいます。社員の方が楽器を演奏する動画を事前に撮影・編集を行い、セッション行う映像を制作、そして当日会場で社長が生演奏しその映像にかぶせるという、この会社らしさあふれる演出を行いました。
会社の商材であり、提供する価値である「楽器」を使って、一曲の演奏に向けて多くの人を繋ぐことができたこの演出は、社員の皆様に大変喜んでいただきました。まさにこのイベントのコンセプトである「私たちの今、私たちのこれから」に込められた想いを実現し、一体感を醸成できた瞬間でした。
映像、音響、照明などの五感に訴えかける演出は、イベントだからこそ実現できます。しかし、ただ派手な演出を行っただけでは心を響かせることはできません。弊社はイベントコンセプトや課題の理解、そしてお客様自身への理解を通じて、「なぜその演出を行う必要があるのか、その演出がどのように意味を持つものなのか」を追求した上で企画・演出プランを組み立てます。
今回はクライアント様に丁寧なヒアリングを行った上で提案した、会社らしさを取り入れた演出によって参加者の心に感動を生み出す事が出来ました。
こんなイメージにしたいけどどうしたらいいかお悩みの方、今までのイベントでは物足りなさを感じている方、是非お問い合わせください!